私はチョコレートが大好きだ。

ついつい食べ過ぎちゃうので、

あえて少し高めのものを

ちょこっとだけ買うようにしている。

 

博多には「Chocolate Shop」という

老舗のチョコレート屋さんがあって、

特にここのチョコレートが大好きなんだけど、

それはこのお店の社長の想いが

私の心を動かしたからでもある。

 

安心安全なのは当たり前。

それ以上に“博多の人達が喜ぶ食感”

というのを大事にしていった結果、

ヨーロッパ志向のものではなく、

【炊きたてのお米のようなねっとりとした食感】

というのにこだわった、

博多ならではのチョコレートに行き着いた。

 

今では本場ヨーロッパからも、

MADE IN JAPANのチョコとして

高い評価を得ている。

 

「Chocolate Shop」のチョコは

ちょっと高めだ。

でも、だからと言って

ぼったくりだとは思わないし、

むしろ手間暇を考えると

良心的な価格かもしれない。

 

もしこれがどこの商品か知らされずに、

スーパーに売られていたとしたらどうだろう?

 

普段私たちは、何かを食べる時に

その商品を作った人の想いを感じながら

食べることはあるだろうか?

 

コンビニやスーパーで売られている商品だと、

それを感じることはなかなか難しい。

直接作り手さんから買うとか、

その想いをちゃんと伝えてくれるお店で

買わない限りは関心すら持たないだろう。

 

お陰で私たちは、

作り手さんの想いを感じながら食べる習慣を、

身につけずに育ってしまったようだ。

 

だから何を食べても同じだと思うし、

味や質にはこだわりを見せても、

その背景にまではなかなか考えが及ばない。

 

チョコレートの背景を教えてくれた一人の女性

 

“フェアトレード”という言葉を聞いたのは、

それが初めてだった。

 

『フェアトレードチョコレート試食会』

というイベントに誘われて、

フェアトレードってなんだろう?と思いながらも

チョコレートの試食に釣られて参加した。

 

今まで見たことも、食べたこともないような

チョコを20種類以上試食しながら、

その説明を聞くという、

なんとも楽しいイベントだったのだけれども、

その全てがフェアトレードチョコレートという

共通点を持っていた。

 

普段私たちが食べてるチョコレートの背景には、

価格競争に巻き込まれた原産国の人達が、

適正価格で取引が行われないことによって、

過酷な労働を強いられてるという、

フェアじゃない状況が数多くあるという。

 

そして、その影響は子供達にも及んでおり、

学校に通えないなどの悲しい連鎖を生んでいる。

 

これはチョコレートに限ったことではなくて、

海外からの輸入に頼る食料品の多くや、

ファストファッションも例外ではない。

 

発展途上国だから仕方がないのだろうか?

だとしたら、発展国に住む私たちが

出来ることは?

 

という想いから生まれたのが

「フェアトレード」という仕組みだった。

 

当たり前の適正な価格で取引をすることで、

生産者側の生活は守られ、

購入者側の健康や安全は保たれる。

 

こういった支え合いの循環を目指した

フェアトレード商品が徐々に数を増やし、

その中にチョコレートも含まれているのだが、

まだまだ普及には時間がかかりそうだ。

 

「フェアトレード試食会」 というNPOを

立ち上げた彼女とその仲間達との出会いは、

私をワクワクさせた。

 

普段は市や県の職員であり、

空いた時間に試食やPRイベントを行ったり、

映画の上映会を行ったりしながら、

フェアトレードを広める活動をしている。

 

そうすることで国内外の生産者と消費者を

つなぐ機会をつくり、

モノの背景に関心を持ち、

未来に責任を持つ消費者を育成することが

彼女達の目指すところだ。

 

しかし、この会を立ち上げることになった

最初のキッカケはとても単純なもので、

フェアトレードチョコレートを

色々食べてみたいけど、

やっぱりちょっと高いし、

一人で食べるには限界があるから、

何人かで割り勘したら買えるし、

皆んなでワイワイ食べた方が美味しいよね

ってことで、この会が発足したと言う。

 

彼女のように、

何かに挑戦してみたいけど、

一人だと負担が大きくてなかなか手が出ない

と悩んでる人って結構いるんですよね。

 

こうやって自分が抱えてる問題をシェアして、

仲間を集うことで、

意外に簡単に解決したりするので、

一人で悩んでいるんだったら

ぜひ試して欲しい。

 

私も彼女達がやってるイベントを

もっとたくさんの人に

知ってもらいたいと思ったので、

直接オファーを出し、

私の所属するコミュニティ内で

コラボイベントを行うことになった。

 

そこは“ まちづくり”であったり、

福岡を元気にしたい!と思ってる方々が

多く集まるコミュニティなので、

ここから福岡だけでなく

日本全国に“フェアトレード”の波が

もっともっと広まったらいいなと願っている。

 

イベントで持ち帰ってもらいたいもの

 

もちろんフェアトレード商品を

日常に取り入れてもらって、

少しでも生活に苦しむ人々の助けになりたい

という大きな理想を抱きつつも、

 

やっぱり自分の幸せがあってこその

人の幸せだと思うので、

まずは美味しいチョコレートを

皆んなで分けあうことで、

小さな幸せを感じて欲しい。

 

そして、今後チョコレートを買う時に、

選ぶポイントを少し変えてみることで、

遠く離れた原産国の人々にも

幸せをおすそ分け出来るということを

知って欲しいというのが、

一番伝えたいことかもしれない。

 

そういう人が一人でも増えて、

偶然隣に居合わせた人や、

愛する家族や友達、

そして地球の全てに対して優しくなれる

キッカケづくりをすることが、

私の幸せなんだと思う。

 

あなたが選ぶ一粒のチョコレートが、

誰かの幸せに繋がるって

なんだか素敵ですよね♡