高橋統仁です。

すい臓がんの検査入院して1週間。

”退院したら、

やらなければいけない事が山ほどある。”

等と意気込んでいる私の前に主治医が現れた。

主治医と言っても研修医の若い女の先生。

その先生が笑顔で私に話しかけてくる。

「高橋さん、検査している最中に

ひとつ分かった事があります。」

「はぁ、何ですか?」

「高橋さんの胆管に石が2つあります。

胆管結石ですね。」

「そうですか・・・。」

「早急に取り出さないといけないので、

2週間程入院してもらいます。」

「えーーーーー。」

こんな会話が交わされて、私の入院は2週間伸びてしまった。

そしてまた、口からカメラを入れ、

手術したのだが、なんと手術は失敗。

原因は胆のうの入り口をすい臓に出来た腫瘍が邪魔をし、

管が入らなかったのが原因。

石を取るのを諦め、十二支腸と胆管に管を通して

バイパスを作る事になった。

なんだか段々と大掛かりになって行く事に

戸惑いを感じながらも、医者の言う事に従って再手術。

今度は無事に手術も終わり一安心。

結局、3週間の入院となりました。

「これで無事に家に帰れる。」

そんな事を考えていたいた私に、

またまた主治医の研修医が登場です。

そりゃないよね!

その時私は夕食を摂るためにに食堂にいた。

その日は敬老の日の近のもあって、

お赤飯がメニューとして出されていたのだが、

私的には、”やっと退院できるお祝いだな。”

なんて思ってお赤飯を食べていた。

そんな私の後ろから私の名前うぃ呼ぶ声がして振り向くと、

そこにいたのは私の主治医。

いつもの笑顔で私に話しかけてくる。

「高橋さん、退院後、術後の経過を見る為に、

外来に来てもらうのですがいつがいいですか?」

「何時でもいいです。」と私。

「それでは外来の予定を持て決めます。」

「よろしコ願いします。」

「あ、そうそう、癌に関しては腎不全の方は

抗がん剤治療が出来ないので、

当院では何も治療しませんのでご理解ください。」

「???」

言ってる意味がよく理解できないのと。

沢山の人と一緒にご飯を食べている最中に、

私は医者から見放されたらしい・・・。

詳しい説明を聞こうと思った時には、

その主治医の姿はもう私の目の前から消えていた。

”仮にもJR鉄道の駅名にもなっている大学病院が

する行為ではないな”

なんて思いながら、手の持った茶碗の中の赤飯が

虚しく見えていた。

後日、外来で詳しく効いたところ、

抗がん剤治療は血液中の抗がん剤が留まって

癌の効果が有るらしく、

週に3回、血液を体外に循環させ、

老廃物や水分をろ過している腎不全患者には、

効果がまったくと言って良い程、ないらしい。

その為に、他の治療法も無いので、

何もできないとと言う理由だった。

”このままでは癌と闘うことも出来ない。”

そんな弱気が頭をよぎりながらも。

”じゃあ、腎不全でも効果のある治療法を見つけよう!

元来、ポジティブ思考の私は考え直した。

そこから私の本当の「生きる為の闘い。」

が幕を開けたのだ。

そして、「死んで家族に残すもの。」

安定した生活の確立に向け、

私が選んだ道も本格的に始動する・・・。

はずでした・・・。

そう、退院した私はすぐにそれらに取り組み

一日でも早く闘い、安定のための構築、

これらを確立しようと動き出す予定でした。

さすがにこれ以上の苦難は襲ってこないだろう。

と思っていた私に、さらに苦しい試練が訪れ、

結果、動き出すのにさらに1ヶ月の時間を要するとは、

この時点では予測もしていませんでした。

”俺、このまま何もできないで死んでしまうのではないか?”

と思わせるような出来事。

私の身に降りかかった最大の苦難とは?

また次回のお話で!

それにしても、改めて書いてみると、

今年の私はトコトンついてないね。

なんだか泣けてくる・・・。